上部が蛇腹、下部が引き出しになっている大正時代の和製キャビネットです。ナラの無垢材を贅沢に使用しており、状態も申し分ないなかなかお目にかかれない商品かとおもいます。蛇腹中央部だけカエデの材を使用したりデザイン性にも凝っています。上部の蛇腹を開けると、真鍮の取っ手のついた小引だし8杯と取っ手の付いていない小引だしが4杯付いています。下部は8杯の引き出しがついていて、一番下の引き出しは少し深めになっています。最上部の引き出しを閉めると、すべての引き出しにロックがかかる仕組みになっているので薬箪笥だったのかもしれません。